適応障害の診断基準

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適応障害の診断基準

医療現場で用いられている適応障害の診断基準は下記の通りです。

 

@症状を引き起こす原因(ストレス因子)がはっきりしていること
Aそのストレスとの接触が始まってからから三か月以内に症状が起きていること
B原因となるストレスから離れて半年以内に症状が消えていること
C親しい人間との死別ではないこと

 

適応障害で最も特徴的なのは「原因となるストレス因子がはっきりしていること」と、「そのストレス因子から一定期間は慣れると症状が消える」ことの2つです。

 

医療現場では適応障害の診断基準はもう一つある

基本的な診断基準は上記の通りですが、実はもう一つ重要な診断基準があります。それは、「他の精神疾患の特徴に合致しないこと」です。

 

どういうことかというと、他の精神疾患の診断基準とは合致していないが明らかに心身に明らかな不調と異常が確認できるという状態です。適応障害は他の精神疾患の入り口とか、精神病における風邪とも言われる所以がここにあります。

 

診察現場での適応障害の診断までの流れ

カウンセラーや医師が患者から症状を聞き出し、色々な要素を確認して診断していく過程で「どれにも当てはまらないけど、確かに明らかな異常がある。そして、過去数か月以内に原因となっているストレス因子が確認できる状態」にあると適応障害と診断されることが多いです。

 

そのため、診察では患者が現在抱えている心身の症状だけではなく、過去の経験、過去のトラウマなども聞き出すことが多いです。なかには生まれから現在までどのような人生を送ってきたか、どのような学校生活、会社生活、家庭生活を送ってきたのか、患者の人生を一緒に振り返ることもあります。

 

親しい人間との死別以外のストレス因子があること

このストレス因子というのは様々なものが該当します。結婚した、子供が産まれた、学生から社会人になって就職した、新しい職場に転職した、新しい部署に配属された、引っ越しをした、新しい学校に進学した、クラス替えで環境が変わった、仕事上の任務や責任が大幅に変わったなどなど…。

 

中には夫婦間や恋人間で相手が浮気をした、不倫をしたなどのケースも該当しますし、明らかな変化、衝撃、きっかけがあってそれを自分の中で消化できず適応できなかった場合もストレス因子に含まれます。

 

しかし、適応障害の場合は親しい人間との死別は含まれず、その場合は他の病名を診断されることが多いようです。



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